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【幸せホルモン「ドーパミン」の分泌におすすめ】お風呂上りやサウナのツボマッサージ【サウナ・スパ有資格者監修】お役立ちアイテム・クチコミ

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ドーパミン分泌ツボマッサージ-eye-catch

こちらの記事でサウナ・スパ有資格者が幸せホルモン「ドーパミン」の分泌におすすめのツボマッサージをご紹介します。
お風呂上りやサウナで行うと効果的です。
ぜひ、お試しください。

 

執筆者の紹介

この記事は公益社団法人日本サウナ・スパ協会認定(厚生労働省後援)の有資格者が執筆しています。

サウナ・スパ資格認定証

※個人情報など一部加工しています。

 

幸せホルモン「ドーパミン」について

私たちの脳内では常に細胞から細胞へ無数の信号が伝えられています。
この信号を伝える神経伝達物質です。
神経伝達物質は約20種類ほどあり、そのひとつにドーパミンがあります。
神経伝達物質には「何かを促進させる」ものと「何かを抑制する」ことにはたらくものがありドーパミンは促進にはたらきます。
ドーパミンは快楽物質と呼ばれ、楽しいときや目標を達成したとき、また、ほめられたときなどに分泌されます。
ドーパミンの分泌が活性化されると、学習能力や仕事能率がアップします。
他にも、達成感、快感、喜び、感動などももたらします。
反対にドーパミンが不足すると、やる気が起きない、記憶力や作業能率が低下する、無関心、無感動などの症状を引き起こして幸福感が低下します。
また、ドーパミンは身体の運動を調節している神経に信号を送る役割もあるので、ドーパミンが不足すると、身体に震えが出る、筋肉がこわばる、動きがゆっくりになる、バランスをとることが苦手になるなどの症状が出ることもあります。

ドーパミンの効果

  • 幸せな気持ちが高まり意欲的になります。
  • 集中力がアップします。
  • ポジティブになります。

ドーパミンが減少する原因

ドーパミン神経細胞が減少する理由はわかっていませんが、現在はドーパミン神経細胞の中に「アルファ-シヌクレイン」というタンパク質が凝集して蓄積し、ドーパミン神経細胞が減少すると考えられています。

出典:Japan Intractable Diseases Information Center

ドーパミンを増やす方法

  • 日々達成しやすい目標に取り組む
    ドーパミンは認められたりほめられたりすることで分泌されます。
    自分の自分自身を認めたりほめられる目標を暮らしに取り入れることでドーパミンを増やすことができます。
  • 好きな音楽を暮らしに取り入れる
    ドーパミンは好みの音楽を聴くことで分泌されます。
  • ドーパミンの分泌を促進させる栄養をとる
    ドーパミンの減量になるのはタンパク質。
    タンパク質が豊富な食べ物は心身の疲れを軽減させるはたらきがあります。
  • 瞑想を行う
    瞑想をすると人間の脳はガンマ派(脳波)が増加します。
    ガンマ派には集中力、記憶力、幸福感を高めるはたらきがあります。
  • ツボマッサージを行う
    幸せホルモン「ドーパミン」の分泌におすすめのツボマッサージをご紹介します。

ツボとは

ツボイラスト

ツボは東洋医学で「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、わたしたちの身体に無数に存在し、生命エネルギーを供給する出入口のような役割を果たしています。
公益社団法人日本サウナ・スパ協会「知っておきたいサウナ・スパの基礎知識」

 

【幸せホルモン「ドーパミン」の分泌におすすめ】お風呂上りやサウナのツボマッサージ【サウナ・スパ有資格者監修】

幸せホルモン「ドーパミン」の分泌におすすめのツボ

  1. 温冷交代浴やサウナで身体を温めます。
  2. 次のツボをマッサージしてよくほぐします。

ドーパミンの分泌に効くツボ1

①上星(じょうせい)

上星は頭部にあり、髪の生え際の中心から少し上に位置します。
顔の真ん中の線上で、髪の生え際の中心から親指の横幅分(約2センチ)上がったところにあります。
押してみると少しむくんだ感じや凹みがあります。
中指でゆっくり3~5秒ほどかけて押します。
この動作を5~7セットくらい繰り返しましょう。

②太陽(たいよう)

太陽は眉尻と目尻を結んだ線の中央からやや後ろのくぼんだところにあります。
太陽はドーパミンの分泌の他、眼精疲労やドライアイにも効果があります。
中指でゆっくり3~5秒ほどかけて押します。
この動作を5~7セットくらい繰り返しましょう。

 

頚部背部1行線

③頚部背部1行線(けいぶはいぶいっこうせん)

頚部背部1行線(けいぶはいぶいっこうせん)は、頚部から腰部まで24個ある椎骨の棘突起(背骨の尖った部分)の際のラインです。
左右合わせて2つの線があります。
ドーパミンの分泌の他、背部の痛みや内臓疾患にも効果があります。
両手の人差し指、中指、薬指でゆっくり3~5秒ほどかけて押します。
この動作を5~7セットくらい繰り返しましょう。

 

ドーパミンの分泌に効くツボ3

④天枢(てんすう)

おへそから指三本分横にあります。
ドーパミンの分泌の他、便秘などお通じをよくする効果があります。
両手の人差し指、中指、薬指でゆっくり3~5秒ほどかけて押します。
この動作を10セットくらい繰り返しましょう。

 

ドーパミンの分泌に効くツボ4

⑤血海(けっかい)

膝蓋骨(膝のお皿)の内側の縁を指3本分ほど上がった場所にあります。
左右同時に、脚と同じ側の手で膝を包むようにして、親指でゆっくり3~5秒ほどかけて押します。
この動作を10セットくらい繰り返しましょう。

⑥三里(さんり)

膝のお皿の下の端から指幅4本分(約5cm)下がった脛の骨の外側のくぼんだところで、指先で押すとじんわりと感じる場所にあります。
親指をツボにあて、残りの指をふくらはぎに添えて、やや強めの力加減で2~3分間かけて押しもみます。
この動作を3~5回繰り返しましょう。

⑤太衝(たいしょう)

 足の第1趾と2趾の間にある骨が交差するV字の窪みにあり、親指の骨に沿って足首方向になぞると指が止まるところがツボです。 
強く押すと激痛が走ります。
親指をツボにあてて、やや強めの力加減で2~3分間かけて押しもみます。
この動作を3~5回繰り返しましょう。

ツボマッサージの基本動作

ツボマッサージの基本動作は、大きく分けて、「押す」、「なでる」、「もむ」の3つです。
これらをいろいろ試してみて、ご自身で効果的と思うものを組わせるとよいでしょう。

押す「指圧法」
  • 親指で押す「母子指圧法」

    親指で押す「母子指圧法」

    親指の腹でツボを押し、筋肉のこわばりをほぐしていきます。
    力の入れ具合は、片方の親指で押す方法と両手の親指で押す方法を使い分けるとよいでしょう。
  • 4本の指で押す「四指指圧法」

    4本の指で押す「四指指圧法」

    親指以外の4本の指の腹を手前に引くようにしてツボを押します。
  • 両手の手のひらで押す「手掌指圧法」

    両手の手のひらで押す「手掌指圧法」

    手のひら全体で押します。
    両手を重ねると強く押すことができます。
なでる「軽擦法」
  • 親指の腹でなでる「母指軽擦法」

    親指の腹でなでる「母指軽擦法」

    親指の腹や親指の先でなでます。

  •  2本の指でなでる「二指軽擦法」

    2本の指でなでる「二指軽擦法」

    人差し指と親指の間にケアする部分をはさんでなでます。

  • 4本の指でなでる「四指軽擦法」

    4本の指でなでる「四指軽擦法」

    人差し指から小指までの指の腹や指の先でなでます。

もむ「揉捏法」
  • 手のひらでもむ「手掌揉捏法」

    手のひらでもむ「手掌揉捏法」

    手のひら全体をケアする部分にあて、筋肉をしぼったり、こねるようにもみます。
    手や足をケアするときは、末端から心臓にむけてもむようにします。

  • 2本の指でつまみながらもむ「二指揉捏法」

    2本の指でつまみながらもむ「二指揉捏法」

    親指と人差し指で筋肉をはさみ、つまむようにしてもみます。

  • 4本の指でもむ「四指揉捏法」

    4本の指でもむ「四指揉捏法」

    人差し指から小指の腹や小指の先でなでます。

出典:公益社団法人日本サウナ・スパ協会「サウナ・スパ健康アドバイザー公式テキスト」